ANIME [GETTER ROBO-ARC] MUSASHI NEVER DIES GAME
アニメ「ゲッターロボ アーク」のブルーレイ発売を記念して、ゲッターロボシリーズに登場する「巴武蔵」のミニゲーム「MUSASHI NEVER DIES」を企画から開発まで担当いたしました。
ミニゲーム「MUSASHI NEVER DIES」は作中で量産されている人造人間の武蔵が、戦死してもすぐに新しい身体が起動する、クローンのような設定をヒントにした、シンプルな操作のやり込み型ミニゲームです。
熱中できる!やり込めるゲームを目指して。
「ゲッターロボ アーク」らしい、熱量の高いSFの世界観が感じられる、手触り感のあるドット絵の表現で、レトロなアーケードゲームのような懐かしさを感じられる世界観を目指しました。ドット絵は、全てオリジナルで描き起こしたものです。ロゴ、キャラクターの表情やゲーム内の吹き出し、ボタン、光子弾など細部にまでこだわって制作し、文字も可読性の高いビットマップフォントを選択しています。
今回のミニゲームはスマートフォンやPCのブラウザでプレイ可能な2Dゲームです。
ゲームプレイ時の操作はスマホタップ(PC版ではクリック)の連打操作のみ。
レトロな世界観にマッチするシンプルな設計です。
操作や世界観だけでなく、つい繰り返し遊びたくなるような工夫を施しています。
BGMは「ゲッターロボ アーク」のオープニング主題歌のアレンジを使用。時折出現する隕石を破壊するとその破片で武蔵を一気に撃退、さらにゲームをやり込むとBGMが変化するなど、気付けば熱中してしまうゲームを目指しています。
ゲームの没入感と爽快感を生み出すためのこだわり
ゲームに没入感と爽快感を生み出すために技術的な工夫も随所に入れています。
1つ目の工夫は、ゲームの鍵となる、ゲーム画面上の8個のカプセルです。ランダムに武蔵がカプセルへ乗り込み、発射され、空になると、また新たな武蔵が乗り込むという一連の流れがスムーズに行えるように、状況に応じた処理をすることでエラーが起こらないように配慮しています。8個のカプセルは武蔵が既に乗り込んでいたり、射出されていたり、乗り込み中であったりと状況が様々です。その各カプセルの状況を判断するための細かいパラメーター設定を設け、ランダムに武蔵が乗り込んでもエラーが起こらないように判別、処理を行っています。
2つ目の工夫は、武蔵が自軍に侵入して、ゲームオーバーとなる際の画面が揺れる演出です。この揺れは、自然の地震の波形のようなリアルな揺れ方にこだわることで、臨場感を生み出しています。
他にも、ゲーム中の音のON/OFFが切り替えられる点や、光子弾の滑らかな動きなど細かい工夫を多数重ねました。
ユーザーの様々な画面サイズに対応したUI設計、獲得スコア入りのロゴ画像がSNSにシェア可能
様々なブラウザ画面のサイズに対応するように、ゲームはCanvasで実装を行いました。ゲーム領域を保ちつつ、スクロールが発生しないように、どのような端末でも同じUIが再現できるように設計しています。ゲームスタート画面、ゲームオーバー画面も同様の配慮をしてデザインが一定を保つようにしています。
また、ゲームオーバー時は獲得したスコアと「MUSASHI NEVER DIES」ロゴの入ったオリジナル画像をSNSにシェアが可能です。
「虫けらは一匹残らず焼き尽くす。それだけだ。」
冷血極まりない武蔵に、思わず繰り返し遊びたくなってしまう、
やり込み型ミニゲーム「MUSASHI NEVER DIES」
ぜひ、一度プレイしてみてください!
©永井豪・石川賢/ダイナミック企画・真早乙女研究所
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