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2017.08.21 News

MFT2017 に磁性流体でできた黒い生命体で出展

8月の5、6日と2日間、東京ビックサイトで開催されたMaker Faire Tokyo 2017に出展しました。
我々の予想以上に多くの方に体験していただくことができました。

■ 出展まとめムービー

 

■ 作ったものはこんな感じ

 

会場内では磁性流体業者と思われてる方もいらっしゃるようでしたが、違います(笑)
→ 普段の制作物についてはこちら ジュニのクリエイティブのご紹介

今回出展した磁性流体に関する制作について、いろいろネット検索したものの有効な情報があまりなく…

いろいろ試してみたこともあるので記録としてここに残しておきたいと思います。

 

【Maker Faireまとめ】磁性流体 編

磁性流体を、磁力に反応させて液体の中で“気持ちよく動かす”ためのポイントをいくつかご紹介したいと思います。

■使用する磁性流体選定
DS60

今回の磁性流体の生命体(以下、便宜的に黒すけ)のコンテンツは水中で移動することを前提としていたので、水中でガラスに付着しづらい「DS-60」という製品を利用しました。

DS-60は株式会社シグマハイケミカルさんのサイトから購入出来ます。
>販売ページ(http://www.sigma-hc.co.jp/cart/catalog.html

 

■磁性流体を入れる容器
glass_container

容器には必ずガラス容器を利用します。プラスチック、アクリルなどでは磁性流体が強く付着してしまうので水中ディスプレイ用には向いていません
私たちは今回のコンテンツに合う市販のガラス容器を見つけられなかったため、東急ハンズでガラスを購入、カット加工して容器を自作しました。

 

■容器洗浄
cleanser
※すみません、ボロボロですね(笑)

ガラスの容器は他の素材の中では付着しにくいものの、指紋やその他汚れなどがついていた場合、磁性流体は容器に付着してしまいます。そのため、クレンザーなど研磨力の高いもので容器を洗浄してください。

■純水(精製水)
natural_water

磁性流体は水道水でも利用できますが、色が赤く錆びてしまう、なんかテストしているとドロドロになる…など、寿命が短くなる可能性があり、今回のイベント中交換なしで動かすために純水を使用していました。

■食器洗い用洗剤(キュキュット)
detergent

この食器洗い用洗剤はガラスの容器を洗うため…ではなく別の用途で使用します。ガラスの容器に純水を溜め、そこに磁性流体を入れると水面に磁性流体の一部が浮き上がったまま沈まず滞留してしまいます。この”汚れ”部分を洗剤を水面に1滴垂らすことで綺麗にすることができます。
私たちとしては洗剤の中でも「キュキュット」をオススメします。キュキュットは他の食器洗い用洗剤の中でも界面活性剤の比率が高く磁性流体自体の動きも非常に良くなります
以上が磁性流体を気持ちよく動かすためのポイントです。

コイル+回路 編

今回のコンテンツの裏側部分、コイルと回路の説明をします。
まずは最終的な形から紹介していきます。

■コイル
coil

コイルは全て手巻き、自作しています。0.2mmのエナメル線(PEW)を実験用含めて2kg分購入して使っています。
巻いた回数は1本あたり1500回、最終的に60本巻いたので合計9万回+。何回巻にした時の磁力が適正かの検証や試作品含め10万回以上巻きました…
■全体回路circuit

Twitterなどでもすごいと言っていただいた全体配線です。今回、基盤作成やハンダの時間も取れなかったのでブレッドボードでの実施となりました。
ここからは使用したパーツ類です。ほとんどが秋月電子通商さんと千石電商さんで購入できます。

■電源パーツ
powersupply
12V4.3Aのものを使用しました。
■その他パーツ
トランジスタ
C3851A
1個
C1815
1個
A1015
1個
ダイオード
1S3
1個
セメント抵抗
1Ω5W
1個
抵抗
510Ω
1個
2KΩ
2個
10KΩ
1個
100Ω
1個

 

 

コントローラー・ホログラム表示 編

今回は黒すけコンテンツのコントローラー操作やホログラム表示のための仕組み全般を説明します。

まずは、磁性流体に映像を投影する仕組みの部分から説明します。

kurosuke
黒すけの目玉や、背景にある宇宙などの映像はすべてiPadに映った画面をアクリルに反射させて表示しています。
■設置したフレームの構造
specification_01アクリスを斜めに置いて映像を投射することで、上から覗き込めば、くろ助の目玉が、ちゃんと付いてくるように見えます。
■システム構成specification_02

▲ ざっくりシステム構成はこんな感じ

いろいろ試行錯誤はしましたが、当日たくさんの方に体験いただけてよかったです。実施までにはかなりの試行錯誤があり、失敗もありました。そんな失敗談も少しだけ紹介します。

失敗したこと① 磁性流体も作ろうとした

まず、失敗したのは、磁性流体自体を作ろうとしたこと…。具体的にはMakerのサイトにも磁性流体を磁気テープから取り出す説明のページがあります。

参考:磁性流体を作ろう

こちら、ものすごい難しかったです。実際に磁気テープを購入し、アセトンで分解してみようとしたのですが、全然うまく磁性流体を生成できませんでした…。うまくやればできるかもしれないのですが、中途半端にやろうとすると、アセトンも磁気テープも別に安くないので…精度の高い磁性流体を入手するのであれば…買ったほうがよいです…。

MakerFaireなので、全部作ろうと意気込んだのですが、まずここでつまづいていました…。

sanji

惨事の後。苦労したけど全然磁性流体、生成できなかった…

 

sanji2

悲しい磁気テープの残骸…。早めにこの作業を切り上げて、磁性流体を購入に切り替えました。

失敗したこと② ソレノイドでやろうとした

9万回のコイルを巻くことを恐れた私たちは、途中なんとか違う方法はないかと検討しプッシュ型のソレノイドに磁石をつけ、磁性流体を操作するという案を考えました。

sole1
しかし、購入したソレノイドでは突き出される部分があまりに短いためそれを改造する必要がありました。下の写真にあるソレノイドが私たちが改造したロングストローク+先端に強力磁石付きソレノイドです。
 sole2

6個ほど自作したところでテストを行ってみたのですが、磁石自体の強さを調節することが出来ないため距離間隔の調整が難しく、磁性流体を素早く扱うことが出来ませんでした。

board
ボードまで作って試験してみましたが…どうにもうまく磁性流体を操れませんでした…。

来年も、ぜひ出たいです。

というわけで、出展についてのまとめレポートを掲載させていただきました。

苦労もありましたが、いろいろな人と交流もできて、とても楽しめました。来年も、ぜひ出展したいと思います!!

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